この記事では日傘は雨に濡れたら使えなくなってしまうのか?について解説します。
「今年の夏は非常に暑くなるでしょう」
毎年このようなニュースを耳にしますね。
そうなるとしなければならないのが日差し対策です。
日傘は日差し対策のひとつで、今や男性向けの商品の販売もあるくらい人気があります。
でも、「日傘」という名前だけあって、「雨傘」としては使えないの?
突然雨が降った時、もし日傘を持っていたらさしたくなりますよね。
でも日傘だから雨に濡れたらだめになってしまうかも・・・。
そんなふうに思われるかもしれません。
ここからは、日傘は雨に濡れたら使えなくなってしまうのかについてと、万が一濡れてしまった場合のお手入れ方法について解説していきます。
日傘は雨に濡れたら使えなくなる?
日傘は、雨に濡れたからと言って、すぐにその効果がなくなるわけではありません。
その効果というのは「UVカット効果」のことです。
ただ、防水や撥水加工がされていない耐水性の低い日傘は、本来、雨に濡れることを想定していないため、すぐに効果が落ちなくても徐々に低下していくことがあります。
もう少し日傘について説明していきます。
日傘には晴天専用と晴雨兼用がある
「晴天専用」は、名の通り晴天用に作られた日傘のことです。
雨に濡れることを想定していないため、防水加工もしておらず、雨の日に使うと雨漏りすることがよくあります。
対して「晴雨兼用」は、日傘に防水加工を施し、雨の日にも使えるようにしたものです。
ちなみに、「雨晴兼用」というのもあり、これは雨傘にUVカット機能を追加したものです。
「晴雨兼用傘」と似ているため混同しそうですが、雨傘の分類に入ります。
ここでは参考程度の紹介だけにしておきますね。
では、雨に濡れた場合、「晴天専用」と「晴雨兼用」のどちらの傘ならUVカット機能が維持されるのでしょうか。
簡単な質問でしたね。
ご想像の通り、大丈夫なのは晴雨兼用のほうです。
初めから雨に対応して作られているため、雨に濡れてもUVカット機能は失われません。
問題なのは「晴天専用」です。
こちらは雨に濡れることを想定していないため、雨に濡れることによってUVカット機能が低下する場合があります。
日傘のUVカット機能について少し説明します。
日傘のUVカット機能
日傘のUVカットには主に2種類あります。
1つは傘自体がUVカット素材で作られているものです。
そしてもう1つは、傘にUVカットスプレーが吹きかけられているものです。
傘自体がUVカット素材であれば、雨に濡れたくらいではUVカット機能が低下する心配はあまりありません。
しかし、UVカットスプレーを吹きかけただけの日傘は、通常使用でも寿命が2年から3年程度であるものが多いです。
なので、雨で濡れてしまうとスプレーの効果が一気に低下してしまい、UVカット機能の効果が早くなくなってしまうことに繋がります。
日傘が雨に濡れてしまった場合のお手入れ方法
まず、濡れてしまった場合はタオルなどで水分をできるだけ取り除きましょう。
ただし、ゴシゴシと拭いてしまうと、生地が傷ついてしまう恐れがあるため、ポンポンと優しく叩くようにして水分を取り除きます。
その後は、傘を開いた状態で陰干しするだけです。
日当たりの良い場所に干すと変形してしまうことがあるので、必ず日陰で乾かしてください。
これだけで、日傘は雨に濡れた後でも長く使用できます。
ただし、晴天専用の日傘は雨に弱い素材で作られていることが多いため、雨に濡れることで形が崩れたり素材が傷ついてしまうことがあります。
なるべく雨の日には使用せず、使用した場合にはしっかり手入れして長く使用するようにしましょう。
また、晴天専用傘か晴雨兼用傘かわからなくなった場合の見分け方を紹介します。
晴天専用傘と晴雨兼用傘の見分け方は非常に簡単で、「風を通すかどうか」で判断します。
傘の表から強く息を吹きかけ、裏側に風が届いたら晴天専用傘、届かなければ晴雨兼用傘です。
晴雨兼用傘は雨水を通さないように加工されているため、風も通らなくなっています。
まとめ
雨の日に日傘を使ってしまった場合でも、すぐに効果が無くなるわけではありません。
ただ、素材が雨に弱いもので作られている物もあるため、濡れたらしっかり手入れをしましょう。
そうすれば、そこまで心配する必要はありません。
UVカット機能の寿命もあるので、もしUVカット効果の低下が気になった場合は、市販のUVカットスプレーを使うことで効果を取り戻すこともできますので試してみてください。
万が一の時は、しっかり手入れをしてお気に入りの日傘と一緒に、熱い夏を乗り切りましょう!
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